壱
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「あ、あなた、何言って・・・」 「材質、製作者、時代、価値を見るにそんなものは二の次。見るのはそこに宿る野望や願望や欲望、つまりは魂。それがないこれはただの古ぼけた土塊だ。理解したか?したならば大人しくその太い腕でこいつをさっさと持ち帰りなさい」 烏丸は口早に己の理念を並べると少しだけ微笑みながらテーブルに置かれていた壺を小突いた。 静まりかえった店の中にコンコンと乾いた音だけが響く。
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