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僕に紙を見せるクーは、震えていた。
川 ゚ -゚)「話には聞いたことがある。裏切り者への報復。すなわち裏切り者を出した町を……」
( ^ω^)「町ごと壊す、かお」
突如、窓の外から悲鳴が聞こえた。
川 - )「」ビクッ
(;^ω^)「きた……きたお……」
世界からの、報復がきた。
激しい轟音と、悲鳴の嵐。
世界軍には、精鋭の能力者が多数所属していると、聞いたことがある。
その精鋭達が、この町を壊そうと全力を尽くす。
果たして、僕一人、ただの庶民の抵抗で、何かが変わるのか?
否、何も変わらない。
でも、変えなければならない。
(; ω )「クーはここで待ってるお……」
川;゚ -゚)「ブーン!」
窓枠に足をかける。
ほどよい塩梅で拳を握りしめ、能力を発動させる。
( ^ω^)「【風】」
川;゚ -゚)「……」
そして、僕は窓から跳んだ。
足から最大出力で風を噴射し、滑空しながら戦火に飛び込んだ。
川;゚ -゚)「ぶううううううん!」
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