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部屋に入ると、こちらを向いて座る土方がいた。
書類の整理をしているものと思ったので、山崎は少なからず驚いた。
が、そこは新撰組一の天才監察。
表情には驚いたことすら分からない。
「説明しろ」
前置きはいい。
そう土方の目か語っていた。
「それが、私もよく分からないのです。
起きたらこの女子が布団の中にいたのです」
「気配の敏感なお前の布団に?」
土方は信じられないと言う驚きの表情をしたが、山崎の顔を見たら嘘を言っている様には見えなく信じざる終えなかった。
「………とりあえず、その餓鬼を起こせ」
「それが…」
言葉を濁して下を見ると、離れられないように密着され、初っぱなから起こすのに苦労しそうだ。
山崎の気持ちが分かったのか、山崎に耳を塞ぐ様に命じるとスッと近づいてきた。
何をするのか分かった山崎は慌てて耳を塞いだ。
その直後、
「起きやがれクソ餓鬼があああ!!!!」
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