恐怖の始まり

3/9
前へ
/9ページ
次へ
「あー疲れたーこの後そこらで資金調達でもしますかー」 「またかよー ま 暇だし良いかー」 「賛成ー」 「俺も!その後ゲーセン行くならね」 そんな会話を繰り広げているのは高校生である、吉岡、田辺、大山、坂本だ。 しばらく歩いていき、人通りの少なめの所へ着いた。 「よし、あいつでいいか」 大山が気弱そうな十代の少年を指名した。 「だな!今回はすぐ見つかったな」 そう坂本が言い、4人はその少年の方へ歩いていき、少年の前に立ちはだかった。 「ねえねえそこの君、僕達さぁ、お金に困ってるんだけど、少しくれないかな」 吉岡が如何にも不良っぽく言う。 そして怯えている少年に、 「なぁに、たった三万でいいよ」 そう田辺がニヤニヤしながら三本指を立てながら付け足した。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加