恐怖の始まり

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「何だよ?」 吉岡は不思議そうに聞く 「ほら見ろよ、なんか酔っ払い達おかしいんだ。人も増えてきてるし、俺に向かってジャンプしてくるんだ。」 坂本がそう言うので、3人は二階から下をのぞき込むと、10人ほどの酔っ払いらしき人が、こっちに向かってジャンプしている。 そして、目が白く濁っている。 「お・・おい、これってさっきの・・・」 大山が震えながら言う。 「何がだ?」 坂本が何を言っているんだと聞き返す。 「さっきテレビでやってたんだ。白く濁っている目をしたやつが人を襲ってる所を・・・」 「そんな嘘に決まってるだろ」 坂本は信じない。本当なら3人もそういうことは信じない方だ。だが、その映像が本物にしか見えないから、信じるしかないのだ。 「まぁ、もっかいテレビ見てみようか」 吉岡がそう言い、一階に降りてテレビをつける。さっきの続きだ。 「えー、先ほどの白い目の人は取り押さえております。人を襲うというのは本当だったみたいですね。」 違うリポーターに変わって放送している。 「まさしく、ゾンビ、そういう風にしか見えません。ゾンビ、に出会ったら、刺激せずに、速やかに隠れましょう。」
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