誘い

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「……ねぇ、あっくん?」 「えっ?」 「えっ?じゃあないわよ~ 人の話し聴いてる?」 朱鳥の顔を覗き込んで、ムッとしてるのは朱鳥の幼馴染の "灰原恵理" 短い薄茶の髪はふわふわとしてをり、丸い目がかわいらしい。 親同士が仲がいいため、小さい頃から良く遊んでいた。 「あっ、悪りぃ…」 「……どうかしたの?ぼっ~として……」 「いや、なんでもない」 朱鳥のテキトーな答えにまた、一段度頬を膨らませた。 「もしかして、気になる人でも出来たの?」 さっきとは打って変わって キラキラした目で朱鳥を、見つめた。 「はっはぁ?何でそーなるんだよ! 」 「はっはーん、な 、る、ほ、ど、ね☆ さては、今日の転校生ちやんだなぁ?確かにかわいいもんねぇー」
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