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歳三は去りながら右手を上げて城下町へと消えて行った。
家に帰ると摩利は道場で両親から説教をされたのだが土方歳三の事が頭から離れずに居た。
摩利はこの時初めて恋をしたよりによってバラ餓鬼と言われている暴れん坊の土方歳三にだ!
摩利は自分が恋などしていると気付かないまま次の日から女性の姿で城下を歩いて歳三を探した。
摩利の両親は説教が利いたと思い込んで胸を撫で下ろす。
摩利は三日の間探し廻ったが歳三を見つける事は出来なかった夕陽が沈み掛けた頃帰ると道場が慌ただしい
「どうかしたの?」
「あっお嬢さん大変です道場破りが」
道門に尋ねて事の騒ぎを知った摩利は道場へと駆け出した。
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