バラ餓鬼との出会い

14/16
前へ
/42ページ
次へ
道場破りの男は正座をして姿勢を正して目をつぶって道場主が来るのを待っていた。 『土方歳三様!』 道場にたどり着いた摩利の目に映った道場破りの男は土方歳三だった。 静寂の中時が過ぎて摩利の父が道場に現れる。 「流派をお聞きしても良いかな」 「天然心流を少し噛んではいるがほとんど自流だ」 「天然心流を..私共の道場は町人さん達に教えしている小さな道場ですぞ」 「あぁだが城下でも評判が良い」 「折角お越しに来て頂いて申し訳無いが他の流派との試合は致していませんお引き取り下さい」 「ならば力ずくでも」
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加