バラ餓鬼との出会い

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「ふん!まぁ良いここで会ったのも何かの縁だこのまま引き下がろう」 そしてこの事が切欠なのか分からないが自国に戻った歳三は武士なると宣言して近藤勇の試衛館に落ち着いて腕を磨くのであった。 其から時は過ぎて文久三年摩利は両親の反対を押し切って浪士組に参加する同じ年父は藤田四郎の天狗党に加わり命をたつ 母は城下を離れて小さな部落でひっそりと暮らす事になった。 摩利は暗殺を繰り返して手にしたお金で母を京に呼ぼうと考えた。 その事が正しいのか間違ってるのか摩利には考える余裕など無かった。 一つだけ言えるのは好きな男の側に居れる方法も母を呼び寄せる方法も手っ取り早いのが剣だったと言う事だ。 例え畜生道に落ちても母と土方は自分が守ると強く心に誓うのだった。
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