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気位の高い芹沢鴨の事を考えれば仕方が無かったのだろうが事件はもっと大きくなってしまった。
仲間を殺された力士は怒り宿泊場まで敵討ちにやって来た芹沢鴨は同行していた沖田総司や斉藤一等を巻き込んで応戦
力士は何人もの命を落としたり怪我をする羽目になりその事が京の都まで話が伝わって壬生浪士組を嫌う人が出て来たのである。
摩利は騒ぎが大きくなるのを避ける為にお代を払って離れようとしたしかし店側は壬生浪士組が怖いのかお代は要らないと言う
仕方無く摩利は座っていた場所に団子代を置いて後にした。
『私は壬生浪士組の影...陽炎だから白昼堂々と歩くのは控えた方が良いかも知れない』
摩利は心でそう思うと長屋へと引き返した。
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