プロローグ

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 今から二〇〇〇年後の未来。人類は滅亡し、世界に犬を中心とした大帝国が築いていた。その特徴は、今の日本とは少し発展しているような節があり、ちょっと違うのは、動物たちが暮らす街も存在するということだ。  犬たちは動物たちを奴隷として使うのではなく、立派なとして招き入れた。その甲斐もあって動物たちは、たくさんの子孫を作り、大きな家庭も作り上げた。  彼らの成功はここに存在している。だからこうして、未来は豊かに発展できているのかもしれない。寿命もいちだんと延びた。これで、世界はあんていしたといってもいい。誰もがそう思っていた。  しかしこの平和は、ある動物によって崩壊に陥るようになる。そう、誰もが知っているあの動物に。  彼らがどうして、平和を邪魔するようになったのか。それは定かではない。でもきっと、それは猫に関係があると、誰もが思っていた。  だからイステム四世は、彼らを呼び寄せたのかもしれない。自由気ままの彼らに、この国の平和を守らせるために。
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