プロデューサー

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いや、あれだありのまま起こったことを話すぜ。 振り向くと、こちらに全力で突撃してくる少女と、スーツの男がいたんだ。 嘘じゃない、本当だ。 そして、2人はオレを見つけるなり、全力でオレに向かってきた。 まるで、スズメバチが向かって来るかのような恐ろしさがあった。 蛇に睨まれたカエルのように、覇王色の覇気に睨まれた海賊のように、オレは全身を硬直させていて、逃げることもできなかった。 すると、2人はオレにアタックをかまし、そこからの記憶はあんまりない。 しいて言うなら、脳震盪でおちたな。 うっすら、茜と呼ばれる少女が非常に心配してくれたことと スーツの男と....ヴっ...頭が.... 兎にも角にも、こうしてオレの新しいプロデューサー生活が始まることになる。 目を覚ますと、そこにはみんなもよく知ってる、あの悪魔...失礼天使が微笑みかけてくれた。 シンデレラプロ。 社長が昔の馴染みで、よく知ってるやつで。 元、同じバンドのメンバーで。 どうしても、オレが必要と言ってくれた。 そして、このプロダクションは、オレにとってとても良い環境だった。 これなら、オレの夢が叶えられると思った。 しかし、そんな簡単には世の中いかないのだ。 そんな物語ですが、まぁ、付き合ってくれると嬉しいな。
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