vs ブラウザクラッシャー

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 1、2分程して、教師がやって来た。 遅刻の理由を言いながら、空席を確認する。  少年は、机の下で先程のノートを開いて見返しの使い方を読んだ。 箇条書きでこう記されている。 ・このノートに書き込まれた事は全て現実になる ・ただし、それは最初に拾った者のみが使える権限である ・このノートに不可能は無い ・このノートに絵を描けば具現化し、文を書けばその通りのイベントが起きる ・一度書き込んだ事は取り消せない ・このノートは本物の魔力を持つ ・ほ、ほんとなんだからねっ!  最後の一文が非常に残念だが、なる程つまりはこの『まほうのーと』。 あの黒いノートと幼児向け魔法少女モノアニメを掛け合わせて作った二次創作グッズらしい。  ややこしいモノを作ってくれたな。 つうかこんなモン持ち歩くな。  そう思いながら、少年は一応、と普通に罫線の掛けられたノート部分に、適当に目に入った生徒を名指しして「××、トイレで倒れる」と書き込んでみたが、1分、2分。 3分待っても何も起こらない。  やはり偽物か。 そう思いながら、少年はノートを机にしまった。
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