海からの波

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「昔の話、何か聞かせてよ。何でもいいからさ」 ということだった。 里未が考えていた物がたいしたことじゃなかったことに安心感を覚える。 でも、そう言えば別に隠していたわけではないのに、長いこと一緒にいる里未にもアイツとの話はしたことがないな。 「んー、そうだねぇ…」 私は、私とアイツの記憶を思い返してみることにした。
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