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―3日前――
数日前から学園内で大量に流通している“不思議なキャンディー”を食べてしまった珠忌
人間でいう8歳の姿になってしまう
最初は記憶が残ったままあちこちを歩いていたのだが、そのうち精神まで退行し記憶も今と昔のものが混同し始める
そして偶然、チビ珠忌を捕獲したクシナにしばらくお世話になっていたが彼が目を離した隙に逃走
小さくなったことで大きくなった着物を引きずりながらフラフラと歩いていると
「おや?あなたは…」
「…?」
見覚えのある顔に出会った
先生、ということは辛うじて覚えているが露骨に「誰この人?」という表情
「どうしてそのような姿になったのかはわかりませんが……とりあえずお菓子食べますか?」
「たべるー♪」
不審者を見るような目つきが一変しキラキラと輝く
笑顔でビルグランツォの足に抱きつけば、そのまま抱きかかえられそのまま職員室に。
「せんせー、あっしは『こあらのまーち』がいいー」
職員室に到着し、渡されたソレを見て頬を膨らませ抗議するチビ珠忌
「世の中はポッキーデーなる物が流行っているようですからね。
生憎、たまき君が欲しがるお菓子はここにはないのでこれで我慢して下さい
はい、あーん(^^)」
「あー♪」
パクッ((*´H`*))モグモグ
「♪」
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