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数分後、冷静になった珠忌は今までの出来事をもう一度反芻し首をかしげていた
「お菓子や生徒たちに対する“好き”じゃなければ、何の“好き”なんだろぅ…」
母や友人に対する“好き”は知っている
“好かれる”ことや“愛される”事もあった
でも“愛する”必要がなかった珠忌にビルグランツォの言葉は理解できなかった
「…(*・_・*)」
まずは初歩的な好きについて国語辞典で調べてみた
「…//」
調べながらも元凶であるビルグランツォの顔がチラつき集中できない
ペラ…ペラ…
動揺しているせいで無意識に現れた竜耳をパタパタさせながらも国語辞典をめくり続ける
「好き:《名・形動》①(ある物・物事・人に)心を引かれること。好むこと。
[類語]好み選(ry
……(*゜ω゜*)」
パタン
国語辞典を閉じると次は2本の尻尾を振りながら和英辞典をめくってみる
「好き like;be fond of;love Do you like me?(ぼくのこと好Σッ!(*@Д@*)」
バリッビリビリ!!
反射的に和英辞典を引き裂くと一瞬で灰に変える
次は作者の携帯を奪い取るとYa●oo!知恵袋を開いてみた
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