魔術師の少女

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3 機所透は夜の街並みを歩いていた、春休みだからなのか 若いカップルが多い。 (公然でイチャイチャしてんなよ…) と忌まわしいように横目で見ながら、いつか わたくしめも彼女とイチャイチャしたい幻想 を考えていた。 夜に外出したのは理由がある、そろそろ現金… 生きていくには大事な諭吉を母上に頼みした ところ、「はっはっは、いざとなったらそこら辺りの 雑草を天ぷらにして生きて生きて」と乱暴に詰めら れたサンライ油定価298円を大量に使う事に… 俺をメタボリックにしたいと見える とりあえずそんな母上を無視して、生きて行く為には コンビニお弁当で頑張るしかない。
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