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つ「そうだったのか…」
ゆ「それで、アナタのお父さんの親会社にプレッシャーをかけたら軽く思い通りにいったわ。」
(この人…怖い)
ゆ「あ、でもほとんど大丈夫よ。登下校中や授業中は私の雇った方々がしっかり尾行してくださいますわ。」
えー!!
つ「えと、どのくらい…ですか?」
ゆ「ざっと30人くらいですわね。」
多すぎるわっ!!
つ「そ、そんな危険な事今の時代そんなにないと思いますけど。」
ゆ「何を言ってるの?もし、私の大事な早雪が拉致監禁でもされたりしたら、私発狂して日本を滅ぼしてしまうかもしれませんわ。」
怖えー!!
ゆ「ですから念のためにアナタにも銃を持っておいて貰う必要がありますわ。」
いや、まず銃刀法違反ですからね!!
ゆ「あら、そんな事を話している間に早雪の準備が終わったようですわ。」
一番奥の扉が開いたかと思うと、奥の方からまさに美少女という女性がこちらに向かって走ってくるのが見えた。
さ「つっくん、久しぶり…」
つるっ ズザザザザー
見事に何も無い所でこけたな。
ゆ「あらあら、嬉しすぎてこけちゃったのね。怪我はないかしら?」
さ「えへへ、大丈夫だよー。」
ゆ「そう、よかったわ。」
そう言った後由紀子さんは俺の横に来ると俺にしか聞こえない声でこう言った。
ゆ「次今のような事があったら、アナタを殺しますわよ。」
由紀子さん、目が、目が笑ってません!!
ゆ「まぁ、もうこんな時間。二人とも、もうそろそろ行かないと遅刻してしまいますわ。」
つ「あ、確かに。よし、早雪行こう!!」
さ「うん!!」
そして、僕達は学校へ向かった。圧倒的な数のストーカーと一緒に…。
ゆ「さて、行ったわね。私もオペレーティングルームに行かないと。ふふふ…」
つ「ところで、早雪よく俺の事覚えてたよな。」
さ「うん。さゆきつっくんしかともだちいなかったもん。」
つ「え?ともだち出来て無かったのか?小学校とか、中学校とか。」
さ「え?なにそれ。」
つ「知らないのか?」
さ「うん。」
…由紀子さん、一体今までどんな教育方針でやってたんだよ。
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