登校

4/4
前へ
/5ページ
次へ
つ「でも、久しぶりに早雪みたらほっとしたな。」 さ「そーなの?」 つ「まぁな。その、なんというか…」 知らない間に色々と成長しているっていうかなんというか… さ「あ、とりさん。とりさんまってー。」 …なんか大事な部分が成長してなくない? つ「ちょっとまて早雪、そっちは学校の正反対だぞ!!」 さ「とりさんまってー。」 変わらないなーとかいうレベルじゃねぇ!! つ「あの人一体何教えてたんだー!!」 ……… ゆ「ふっふっふっ、早雪は昔のままが一番可愛かったのよ。だから小学校にも中学校にもやってなかったのよ。どう?可愛さ有り余ってなんとやらでしょ?」 つ「んな訳あるかぁー!!」 腹に押し込めてた物を全部ぶちまけた。 つ「親バカもほどほどにしとけよ!!てか、どうやって高校行けたし!!」 ゆ「そりゃもう、金で。」 買収されたな つ「今日は入学式だったからいいものを、体育の授業なんかは男女バラバラだからどうしようもないぞ。」 ゆ「大丈夫よー。アナタも女子の方で体育は受けるようになってるわ。」 それはそれは…… つ「嫌だァー!!」 ゆ「どうして?女子の生着替え見放題なのよ?まぁ、うちの子見てないと殺しますけどね。」 むー、見てみたい気もするけど… つ「それはさすがにダメです!!男としてのプライドがそれを許しません!!」 ゆ「それ以前にアナタはもう買収されてるような物だけどね。」 さ「まま、つっくん、何話してるの?」 早雪が話に入ってきた。 ゆ「大人の事情よ。」 さ「えー、つっくんもこどもだよー。」 うーん、そうだとも違うとも言いがたい。 さ「ねー、さゆきも仲間に入れてー。」 うっ、純粋すぎて目がまともに見れない。 ゆ「さゆきィー!!可愛いよさゆきー!!」 さ「えへへー。」 否定はしないがさすがにこれはないだろ… つ「はぁ、先が思いやられます…。」
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加