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「誰だ!??」
三人はひと固まりになり人影を見つめる
「ほぉ… 誰とな、
人様の家に入りこんどいてのぉ、
ワシが聞きたいわい。」
目を凝らしてみると
小柄な老人が立っていた
「あっ!!すみません!
とある場所を探してて、
つい廃屋だと思って入ってしまいました」
真は慌てながら弁解した
-あのおじいさん、どっから来た?
最初は俺立ち以外、いなかったと思うけど……?-
「ホホホ、廃屋とな。
まぁよい、ここには何もないぞい
しかしある場所を探してた?とな」
「はい!調べていたらこの辺りに
異世界に通じる“ゲート”という場……」
真の会話を遮り京介が言った
「本当すみませんでした!
このバカが変な噂話を信じちゃってて、
すぐ帰りますので!
本当すみません。
真、雪美、行くぞ」
京介は老人に一礼し入り口へ向かう
真は煮え切らない顔をして黙っている
三人が入り口からでようとしたとき
ボソっと老人がつぶやいた
「“ゲート”は、魔法の世界は
もちろん実在する」
!!!!!?
一斉に老人を見る
「おじいさん、今なんて?
やっぱ“ゲート”は存在するんですか???」
真は驚き言った
「……ついてきなさい。」
三人は顔を見合わせ
老人に付いて言った
「なんな真、嬉しいそうだねぇ~☆」
雪美は京介にコソっと囁いた
京介は雪美の問いに無言で頷き
何か考え混むような表情をしていた…
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