New Game

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案内された先には大きな本棚があった 「え~と、なんじゃったかのぉ、 赤赤、青、黒、赤、黒??」 老人は本棚をゆび指している 「おぉ、そうじゃっそうじゃ」 老人は色のついた本を順番に押し込んでいく ゴッ ゴッーーー!! 本棚が真ん中から砂ぼこりを上げながら左右に分かれて広がってゆく 本棚の奥から通路が現れた 「すっげー!ゲームの仕掛けみたいだなぁ!隠し通路だ! なぁ、京介!」 「おいおい、マジかよ…」 「すごぉーい!本棚が動いたぁ☆ でも…コホコホッ すごいほこりだねぇ~」 「久々に開けたからのぉ すごいほこりじゃ、 さて先へ行くぞい」 そう言って老人は指を鳴らす すると通路の左右に飾られていたロウソクに一斉に火が灯る。 !!!? 「火が!!? すごいや…… これって魔法?だよな?」 真は食い入るように老人を見つめた 「ホホホ、どうじゃろな? きなさい。」 再び歩きだす老人 ふと真は炎に照らされた老人を見た -顔に傷?切り傷みたいだけど? おじいさんも魔法で戦ったりしてたんかな? くぅ~ッ! カッコいい!- -しかし長い通路だな、 外から見た感じそんな大きな建物じゃなかったはずだ?- 京介はかすかな疑問を感じた 五分ほど歩き続け老人は足を止め真っ暗な部屋に辿りついた 「ここじゃ。」 老人がまた指を鳴らすと 部屋全体が光りに溢れた 三人は手で顔を覆った 目が慣れてきてぼんやりと明るくなった部屋を見渡す 「こっ!これは!」
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