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またしばし続いた静寂は
最近お気に入りの携帯の着信音が掻き消した
♪♪♪
♪♪♪♪♪♪
「うるさいなー」
着信音に負けじと布団に潜り込む
♪♪♪
♪♪♪♪♪♪
♪♪♪♪♪♪♪♪♪
「あーッ!!」
ピッ
「もしもしぃー?」
「いつまで待たせんだボケー!!
まだ寝てんか??もうみんな集まってんぞ、真 も早くこい!」
真と呼ばれた男
新見 真(ニイミ シン)はやっと布団からでて上半身を起こす
「…ぉお京介か、今何時?」
「あ?今わぁ、14時ちょいだ
待ち合わせの時間は??」
「12時です…」
「すぐこい!」
「了解です」
ピッ
通話を終わらせ
急いで布団からでる
ふと部屋のすみを見ると
「なっ!
なんて事だ!俺の目覚まし時計が粉砕してやがる!
俺の寝てる間に誰がこんな事を?!!
まさか…
奴らがきたのか…」
…
……
「はぁ、くだらない事やってないで早く準備しよ
また寝ぼけて目覚まし壁にストライクしてしまったか…」
真は急いで準備をすませ
待ち合わせ場所に掛け出した
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