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「で、どこに“ゲート”があるんだ?真」
「おかしいなぁー、地図だとここら辺なんだけどなぁー」
真は携帯と周りを交互に見比べている。
路地を奥へと進んだが古い廃屋?があるだけだ
「さっ、“ゲート”なんかないって事で行きますか」
京介はため息混じりに言う
「まてまて、とりあえずそこの家に入ってみよう」
真は廃屋に歩みより扉に手をかける、
「開けるぞ?」
そっと扉を引く
ギィ
っと鈍い音を立て扉がゆっくりと開く
「開いた開いた、
すみませーん、誰かいますかー?」
……
「誰もいないみたい、入ってみようぜ」
廃屋の中は昼間にもかかわらず薄暗く、少し不気味にも思える雰囲気をしている
「おじゃましまーす」
スタスタ中に入る真
あとに続く京介、雪美
「なんか怖いねぇ~オバケとかでそうだよ~」
とオロオロする雪美
「大丈夫!あなたは怖くないわ、
私が守るから!」キリッ
「変なボケをすんな真、元ネタを知らない人が困るだろ、
しかし、、本当不気味だ、
なんかドクロの置物とかあるし」
京介は横にあったドクロの置物を持ち上げ眺めた
廃屋の中には
ドクロの置物や鳥の剥製、
天井からは木のツルが伸び
床には星形の模様が書いてある
「いかにも魔法使いの家って感じだな しかも黒魔術、ワクワクすんな」
真はさらに奥へ進む
ガタッ
!!!!
不意に後ろから物音がする
「誰かいるのか??」
三人は一斉に振り返ると
先程通った入り口の前に人影が見えた
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