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「それじゃあ行こうか」
ライナがイクザークにそう言い、ギルドの三階に上がっていく
ちなみに
一階 酒場
二階 書斎、ギルドメンバーの部屋(希望すれば誰でも使用可能)
三階 測定室
地下 訓練場
となっている
「マスター、なんで俺をギルドに入れてくれたんだ?」
イクザークが再度、同じ質問をする
「なんでって、困ってる子供を放っておけないからね」
それに、と言葉を続け
「君の眼は澱(よど)んでいるんだよ。だから私は君の憎しみ、怒りや恐怖といった負の感情を取り払ってあげたいと思ったんだよ」
ライナは優しく微笑みかけた
だが
「ありがとうマスター。でもそれは復讐を果たして俺自身の手で晴らしてみせるさ」
「・・・・そうか、でも私も諦めないからね。さて着いたよ、入ろうか」
二人は「測定室」と書かれた部屋に入って行った
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