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「なるほどな」
納得したと言わんばかりに頷いた
「そうそう、ちなみに私Zランクだよ」
さらりと、すごい事を言う
「さて、イクザーク君。これで君も晴れて我がギルドの一員になった訳だが・・・・」
言葉を切り、意味深に間を空ける
「今日はメンバーに紹介して、終わりだ。だが、一週間後に学園に入りながら任務をこなしてもらう!」
これには、イクザークも反論して
「断る。俺は一刻も早く鍵を探さなければならない」
そこで、ライナが優しく微笑み
「鍵を探す前に、まず情報収集だよ。学園の図書室には鍵に関する資料や文献が多数ある
さらに、鍵を集めるにしても一人では限界がある。学園に行って仲間を見つけるのも悪くないとおもうけどね」
しばらく考えて、漸く口を開いた
イクザークの答えは
「・・・・・なるほど、一理ある。分かった学園に行こう」
「よろしく頼むよ。さて、早速メンバーに紹介するかなマリナ、クレイン。彼を頼むよ」
「「分かりました」」
二人はそう答え、イクザークを連れて酒場に向かった
一人になったライナが
「学園で、大切な事を学んできてくださいね」
夕陽の差し込む部屋で悲しげに呟いた
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