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「おぉ、丁度良かった。入っとくれ」
扉を開けて入って来たのは黒髪で無精髭を生やし、シャツを着崩している男性だった
「じーさん、こいつが例の転入生か?」
「そうじゃ。イクザーク君じゃよ。イクザーク君、こちらはお主が行く1-Sの担任のジル・ディザスターじゃ。一応儂の養子じゃ」
「お前の担任のジルだ。まぁ、よろしく頼む」
「ああ、こちらこそ」
口ではそう言ったものの、内心冷や汗をかいていた
(こいつ、見た目とは裏腹にかなりやるな)
学園長の養子というのも頷ける
ジルは見た目はアレだが、実力は確かである
ギルドに所属はしていないが、Sランクと同等かそれ以上の実力である
「う~し、そろそろ教室に向かうか」
時計を見ると後10分で授業の時間であった
「じゃあな、じーさん。」
「うむ、よろしく頼むわい」
「んじゃ行きますか」
「わかった」
そして、二人は学園長室を後にした
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