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俺は薄気味悪い建物を思いだした!
あずみさんが連れ込まれたあの建物に、今度は坂巻麻佑さんが連れ込まれてしまったからだ。
エナスの事を思いだした!死んだのに何故?なんだ!
前の事件を思い出して鳥肌がたち始めた。
また悲惨な事件に巻き込まれたんだろうかと、考えながら急いで目的地の建物の前に着いた。
玄関から中に入って和也に「俺は二階に上がり各部屋を見て来るから、和也は一階を頼む、無理するなよ危険を感じたら大声で叫ぶんだ、直ぐに行くからな」
「解ったよ!直人も同じようにな、危険に成ったら叫ぶんだぞ俺も駆け付けるからな」
お互いに慎重に一部屋づつ探す事にした。
「ギャー!助けてくれ!ヤメテクレー!」
二階に上がると直ぐに、下から和也の叫ぶ声がした!
急いで階段を駆け降りて叫び声がした場所を探したが!見当たらない?
「おーい!和也どこに居るんだ?」
すると…
ケタケタ♪ケタケタ♪と不気味な笑い声が聞こえてきた!?
「ようこそ芦屋君♪」
「いつも君の事は見ていたよ♪」
直人の前に全身フードを被ってスタンガンを持った少女が現れた。
前に見たことがある女の子に良く似ている、そうだ!病院に入院していた時に病室に携帯電話を届けてくれた、あの少女に似ている!
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