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そのあと、九条院さんが零を涙目にさせるぐらいみっちりと説教(という名の拷問)をした後、俺たちはクラス表を見に行った。
「藍は何組?」
「私は、A組。零はBだね」
このクラス分け…不公平ではないだろうか。
クラスは、能力の高い順にAからEまである。
因みに俺は、Eだ。
「あれ?郁人君はEなの?
何で?」
そりゃ、俺が得意なのは実技だ。
あの順位は完全に実技が大半を占めている。
「高宮君は実技の点数が零ぐらい。
だけど、筆記が圧倒的に足りなかった。ただそれだけ」
九条院さんが俺に代わって代弁してくれた。
「まぁ、そんなとこだ」
「えー…郁人君、勿体無い」
クラス分けでは、筆記の点数だろう。
筆記といえども、細かい術式だ。
それを、小規模な魔術を紙へ書いて封印出来たタイムだ。
実技に聞こえるが、実は筆記試験だ。
どれだけ正確に書くかで決まる。
俺は、その処理が苦手だ。
ただそれだけ
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