プロローグ

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人は生まれたとき、「痛い」と言って泣く。 この世に生をうけ、母の腕に抱かれ、安心する。 ただ、幸せになるために生まれたのだと、そう唱えられながら。 母の笑顔と父の泣き顔をみてわけもわからずに笑顔になる、子。 そうやって私も生まれた。
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