恋人

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それはある日、夏なのにどこか肌寒い日でした。 女性「きゃあぁぁぁぁぁ…」 それは一人の女性の悲鳴でわかりました。 すず「おはよぉございます」 お姉ちゃん「おはよぉ」 お兄ちゃん「おはよ、すずちゃん」   すず「お姉ちゃん達、ホント仲がいいよね」「すずも仲のいい恋人ほしいなぁ」 お兄ちゃん「すずちゃんならすぐできるさ」 お姉ちゃん「そぉそぉ」 すず「早く大きくなる」   これがすずがした最後の会話でした。 近所でもいつもいるこの二人は仲がいい事で有名でした。 そして、2週間がたった頃です。 一人の女性が悲鳴をあげました。 その悲鳴に近所の人達がでてきました。 そして、愕然としたのです。 あの二人がバイクでたむろってる場所はすずの通学路でもありますが… 道の角には小さな石碑があります。 その石碑にあの二人がいるのです。 仲良さげに向き合って石碑に顔が浮き出ていました。 2・3日が経った頃でしょう… すずに連絡があり、 あの二人はバイク事故で亡くなったそぉです。 それは最後の会話をしたその日に… 事故の原因はあとで話すとして、亡くなった二人は手を取り合う様に倒れていたそぉです。 結婚も間近での悲劇でした。 その想いが強く残っていつもの場所の石碑に顔が出てきたのでわないでしょうか… 話は少し戻りますが、あの石碑は昔の処刑場の門があったところだそぉです。 その為か二人の遺体にはいくつかの切り傷のようなアザがあったそぉです。 刀で切られた様な… この事は報道には伏せられましたが、顔の浮き出た事は報道されました。 今は石碑の顔も綺麗に消えてますが… すずの体験はこれだけではないので、次回に話すとしましょう。
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