太陽の道標

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結局、気になるキャラは数名居た。 にしても、 復讐系ルートが1名、 王道ルートが2名。 3名共にまだ魔力封じが解けていない。 此処までは良い。 だが、巻き込まれのような奴が1名居たのには驚いた。 しかも、この世界産。 基本的に要領良い。 そして、魔力封じがまだ解けていないから落ちこぼれだが、本人は気にしていない。 因みに、復讐系君の名はサイヴァ。 5歳で親が亡くなり、原因となった貴族を恨むようになるが魔力が無いので実行には移せていない。 王道ルートは男と女。 男がライド、女がシウネ。 ライドの経緯は貴族の生まれだが、魔力無しとみなされ、森に捨てられる。 が、運が良いのか、悪いのか。 直ぐにギルド所属のSSランク保持者に救われる。が、魔力封じが解ける事無く今に至る。 シウネの方は、魔力無しだが辺鄙な村の生まれで不自由無く過ごしていた。 しかし魔竜に村が襲われる。 魔力を持つ者はどんどんと食べられてゆく。やがて、1人取り残され、魔竜はどこかへ行ってしまう。そして、ギルドの調査員に保護され、今に至る。 最後の脇役主人公はムクル。 此処も普通の生まれである。 友人…と言うか、幼なじみが主人公属性持ち。努力で、同等までいきたかったが力が違い過ぎ た。幼なじみは、技術では無く、力のみで帝入りした。 が、自分はそこらの人にさえ勝てない。 いくら力が伝わり易いように身体を動かして殴っても、魔力を使って殴った方が強かった。やがて、自分に希望を失い脇役で生きる事と決めたのだった。 …他の皆も、魔力ではなく、霊力、妖力が存在する者。 魔力が99%身体強化に回され続ける者。 魔眼に魔力を吸い取られ続ける者など、個性的だった。 だが、誰1人として、 『魔法』を使える者はいなかった。
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