その2

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「ねぇ、加奈乃、聞いてよ!」 机に勢いよく叩きつけられた手に視線を上へとあげる。 見慣れた顔はいつにもまして穏やかじゃなく、見てるこちらがひるむほど怒りに満ちている。 「どうしたのー、花音」 三ツ葉花音。 幼稚園の頃からずっとわたしと一緒にいる女の子。 いわゆる幼馴染というやつで、愛され系女子と周りから言われている。
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