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「こはるぅぅうッ!!」
「一氏くっつくなや!!」
あぁぁあ…ッアレや、アレ!!
ちょ!構いすぎやないか!?
あいつの彼氏はお、俺やのにッ!!
目の前で繰り広げられるのは何時ものことだけど、気分のいいものではない。
我慢にも程があるっちゅーねん!!
俺はッ……!
「お前が、こんな、に…好きなのに……ッ」
優しいのはええねん、でもお前の瞳に映るのは小春ばっかで
こんなにも苦しいなら
別れた方がいいのかな……?
瞳に溜まった涙が零れる前に袖口で乱暴に拭った俺は、その場から逃げる様に自慢の脚で走り出した。
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