呪い

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中田はマスターに言われ、慌ててカバンを抱き抱えてしまった。 どうしてコレが入っているのが解ったのだろう? そう思い、不安な気持ちがうまれたのだ。 しかし、カバンの口は開いていたし、カバンの上の方に銅鏡を入れていたから、マスターの位置から風呂敷が見えていたのかもしれないと思うと、少し、心が和らいだ。 そして、午後から感じている不安、そして恐怖も、ここで話をする事によって少しはマシになるかもしれないとも思った。 自分のせいで怪我をさせてしまったかもしれない美保にも謝罪したいが、喜平から聞いた話しと、この銅鏡の事を話せば美保が不安がるかとも考えたが、風呂敷さえ開かなければ大丈夫だと言っていた喜平の言葉を思いだし、中田はマスターに話してみようと考えた。 そして美保にも謝ろうと。 「実はね、マスター…… このカバンに入っているモノなんだけど……」
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