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「私のことについてはもういいだろう、これからの君にはあまりにも関係ないことだ
これは君の物語なのだから」
「僕の、物語?
僕って死んだんじゃないの」
「私は君に第二の人生を与えようと思う、所謂転生だ
君の世界では循環で物事が回っていた
正直見飽きたのだ、考えるとは不憫なものだな
だから他の世界に循環ではないことを起こそうと思う」
「つまりは僕に神様を楽しませろと」
「そう固く考えなくて良いぞ
思うままに物語を進めてくれればいい」
人の命を勝手に・・・
とは思わない
相手神だし、理解なんておこがましいのだろう
それに前よりも楽しいかもしれない
前は一切楽しくなかったが
「君に謳歌してもらう世界は、ファンタジーとでも言おうか
魔法やらが存在している
もちろん君にも魔法を使えるようになってもらい、いやそれ以上のことをできるようにしよう
ただ送り込んだのでは循環に埋れてしまうだろう
なにか要望はあるかね?」
ふぁ、ファンタジー!?
なにそれ胸熱!
楽しいかもしれないが絶対に楽しいに昇華したよ
「な、なにか制限とかありまするか?」
嬉しすぎて語尾がおかしくなってしまったでござる
「いや、特にあるまい
あるとしたら私以上の"力"だな
それはもう私になることと等しい
転生などというものではなくなる」
実質なんでもおーけーと
さてどうするか・・・
やっぱ人間である以上これだな
「基本なんでもできるようにしてくれ、あんたの存在になるギリギリ一歩手前てきな?」
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