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「喋り方も同じよ
あなたが神という存在をふわふわと捉えてるから喋り方もふわふわするわ」
つまりあれだな
僕が神の存在を確立させればそれにならってそう認識できるわけだ
そうだなーなにがいいかなー
と、考えたはいいものの特に思いつかないので顎鬚とかたくわえたよくあるゼウスっぽい容姿と喋り方とかで考えてみた
「ふむ、これが君の考える私か」
そこには考えた通りのおっさんがいたわ
これなら死ぬほど美人なお姉さんでもよかったか
あ、多分もう死んでたわ
今更変えるのもなんだしこのままにすることにした
「さて、察しの良さそうな君ならここがどのような空間、場所であるかもなんとなく分かっているだろうて
だがまあ、なにか質問は?」
「・・・僕は死んでる、いや死んだのか?」
「そうだ、君の言うところの死と言う状態であり今の君は所謂魂だな」
「そかそか
んでさっきから思うんだけど、あんたがその卓越した存在なら僕の思っていることとか諸々分からないの?」
僕は神ってそーゆー存在だと思う
「今の私にはできない、いやしないといったところだな
元々はなんでも知っていた、なにも感じず、全てを感じた
ある時なにも知らない、考えるということにしてみた
そうすればどうなるか知っていた上でだ
そうしたら知っていた以上の楽しさ、寂しさを感じたのだ
私にはそれがとても甘美に思えハマってしまった
その時から必要以上に知ろう思わず物事を考えて捉えるようにした
まあ長ったらしくなったがつまりは最初にいったように君の考えてることは分からんよ」
さいですか
何かよくわからなかったけどつまりあれだ
神ってのは退屈だったんだな
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