追撃

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「これより旗艦は、あの島に上陸する。 恐らくあの偽装船もこれだけの嵐だ、あの島に上陸しているだろう。 よって偵察部隊を組織する。敵は少数だが気を抜くな、奴等の装備は軍属の装備、そこらの違法船や海賊とは訳が違う。心してかかれ……以上だ」 艦長の伝令が船内に響き渡り、間髪入れずに戦闘準備のアラームが船内を駆け抜ける。 「なぁ、やっこさん何処の連中だと思う?ありゃやっぱりジャップの船だろ、あんなクレイジーでヘンテコな船、俺は見たことねぇぜ」っと偵察装備一式を着込んだジミーがこう同じ部隊のマーカスに喋りかける。 「あっ?ジャップなんじゃねぇか。 ってか、それより手伝えよ!この嵐のお陰で船が揺れて仕方ねぇ」っとマーカスはジミーの足元の偵察機材を指差す。 「わかったわかった ……フン…… ってかやっぱりクソ重てぇなこの甲羅(笑)お前何時にもまして亀みたいだぞ(笑)」 「あぁー言っとけ勝手に言っとけよ」 「ヘルメット被ったら昆虫だなお前(笑)」 「うるせー!」
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