1人が本棚に入れています
本棚に追加
嵐で結構な揺れだがさすが海兵隊、足取りは軽い。
マーカスとジミーは上陸用ボートに乗り込む。
このボートはノルマンディー上陸作戦で使用したボート。
外壁には至る所に弾丸が当たって出来た窪みや傷等が見て取れる。
まぁ名誉あるボートだと称える軍人は多いが、中には気味悪がる者もいる、ジミーもその一人。
「なぁマーカス見てみろよこの窪み、外壁じゃなくて内側だぜ……これって絶対あれだよなあれ、この窪みに撃たれた幽霊が住み着いてるよな……こぇーよこえー」っと小声でマーカスに話かける。
「確かになノルマンディーは激戦だって話だったしな。まっ俺達は前線部隊じゃ無いんだしラッキーな方だろ。それよりお前はボートがこの嵐で転覆しないように祈ってろよ?俺が戦死者だったらお前みたいなふざけた奴、一番に呪うわな」
最初のコメントを投稿しよう!