第三十一訓 臭いものにフタするくらいなら捨てちまえ

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辺りを見渡し空席を顎で指しながら親父にそう問いかける リアン「あぁ、位の高い貴族は大抵遅れて来るんだ」 ハイル「つまり、時間を守れない非常識人間って事ね」 「あなただけには言われたく無いわ」 唐突に聞き覚えのある声が聞こえ顔だけそちらへ向ける ハイル「や、姫ちゃんお久 何年ぶりだろうね」 そこにはコミュ障に恋する姫様が立っていた ミラ「何故あなたがここに?」 ハイル「いや、ホントなんで居るんだろうね」 ミラ「出口はあちらですわよ?」 ハイル「あぁ、そうかい生憎用がないのが悩ましいな」 よし、この会議最後まで参加しよ 仕方ないね天の邪鬼なお年頃ですもの
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