大好きなお兄ちゃん

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一通りの作業を終えて、お兄ちゃんのもとへ向かう。 とゆうか、休みの日くらいずーーーーーーーーっとお兄ちゃんと同じ空気吸っていたいの、え、常識でしょ? 「懐かしいなー」 と何やらお兄ちゃんはぼそぼそいっている。 どうやらさっき私が置きっぱなしにしているアルバムを見ているみたい。 「お兄ちゃんー!美鈴も見るー!」 ぴたっとお兄ちゃんの横に座ってアルバムをのぞきこむ。 一瞬お兄ちゃんが微妙な顔になった気がしたけど、気のせいだよね! さっきお兄ちゃんが起きる前に見たやつをもう一度見てるわけだけど、実物のお兄ちゃんが横だとよけいにむr……わくわくする気がする! 「うわっ、これ懐かしいなぁ。美鈴覚える?」 「え?どれどれ?」 懐かしそうに微笑むお兄ちゃんを押し倒しそうになるのをぐっと押さえて、お兄ちゃんが指さす写真を見た。
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