大好きなお兄ちゃん

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どれくらい公園で遊んだのかわからない。 もう他の子どもはいなくて、空はまっかっかになってた。 ブランコからおりると、すかさずぎゅっとお兄ちゃんの手を握る。 するとぎゅっとお兄ちゃんからの握り返してくれた。 嬉しくてつい頬が緩んでいった。 「ね、ね、お兄ちゃん」 「どうした?みすず」 真っ赤は光に包まれる大好きなお兄ちゃん。 「みすずね、将来お兄ちゃんと結婚するのー!」 ちょっと恥ずかしくなって、お兄ちゃんの腕にぎゅーってしがみつく。 幸せ… 「…何いってるんだ?みすず」 「…え?」
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