第一章 仲間は何処だ?

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 光の槍は容易くダークベアーの皮膚を突き破り、焦がし、四方八方から串刺しにする。 一瞬、蒸発する様な音が聞こえたと思えば、ダークベアーは直後に炭と化した。 ――強っ……ていうか、容赦ないね…… 「やりすぎちゃった」  テヘッ、と、舌を軽く出して笑顔を見せたニア学園長は、久しぶりの実戦だから力加減が今一つだと説明する。 ちなみに先程の魔法はかなり難しい部類に入り、熟練の魔法使いが闇属性の相手に使用するものだ。  相当に魔力を使うはずだが、ニア学園長はケロッとしている。 「まあ、追々慣れていけばいいんじゃないですか?」 「そうね。片っ端から倒していきましょうね」  見た目からは想像もつかない前衛的な考えに、僕は軽く身震いしてしまった。 空笑いをしながら、再び僕達は一路王都を目指し歩き始めた。
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