前回までのあらすじ

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 回復魔法に特化した僕、フェイト・エイザムは、同じアカデミーの仲間達と魔王討伐の旅に出た。  きっかけは精霊であり、仲間であったラクシアが魔王に殺された事だ。  狩人体質の勇者、ゴメス。  気弱系武道家、ミリア。  ツンデレ魔法使い、レンカ。  この三人と訪れた古代の遺跡で、転送装置のトラップにはまり、まさかの魔王が支配する土地、ポルエンドに飛ばされてしまった。  しかも、同行する事になった勇者はとんだ下種野郎で、僕は憂鬱な気分で旅をする事になる。  そして、なんだかんだで下種勇者、アデル達と共に魔王城を訪れたんだ。  だが、レベルの差があまりにも大きく、敢え無くアデル達は全員死亡。 残った僕は、世界樹の守り鳥に運ばれ、サイフォリア王立アカデミーからほど遠い夕暮れの丘に逃げ帰った。 「世界樹を探せ」  最後に残された守り鳥、ムーサの言葉に従い、僕は世界樹を探しに行こうと思う。  だけどその前に、ゴメス達を探さないと――  さて、どうなる事やら。
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