22人が本棚に入れています
本棚に追加
少し待ち…
緊張する彼女…
静かな部屋…
すると…ギーッと部屋の外から聞こえる音…
廊下をこちらに向かう足音…
部屋の戸が開き…
顔を見てホッとした…
お弟子さんが迎えに来てくれ
再び案内された
玄関へ出ると
先生にも会えた
お弟子さん3人と先生と私は…
歩いて細い山道を登った…
どのくらい登ったのか彼女は覚えてないと言う
やがて小屋が見え…その小屋へ入った
先生は
[ここで白い着物に着替えて…それから行きましょ]
白い着物に着替え身体を清め彼女はさらに山奥へ…
そこには洞窟があり…そこからは先生とお弟子さん二人と彼女…洞窟の入口にお弟子さんが一人
洞窟の中へ…
ひんやりとした洞窟を奥に入ると…
ロウソクのやわらかい灯りお香のかおり
そして大きな壺
彼女はそこで…千文字の写経をしたと言う…
ところが…
自分で書いた感覚もなく…見た事も無いような達筆な字…凄いスピードで書いたと驚いてました…
しかも慣れない筆である…
先生が私と一緒に書いたのよ…
確かに一人で握っていた筆なのに…
私がこの時の記憶を彼女に聞くと…不思議な現象だったと言う
先生は次に生き霊を呼んだ
洞窟の入口から鈴
の音…チャリーン…チャリーン…
先生が生き霊を呼び始めると…
目の前のお香の煙りが…
直角に…煙りは垂直に流れ…
彼女の記憶は…
この直後からしばらく無いようです。
つづく
空志
最初のコメントを投稿しよう!