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ピチャッ!ピチャッ!
自分の血が流れる音がする
私は流れる自分の血に疑問をもった
一滴一滴がどうしてこんなに赤いのだろう…
……人間でもぉ無いのにぃ…どうして?
ドクンッ
悲しみが最大までに高まったその時、私の中の何かが切れた
「今の私にはその時の記憶がない」
あああああああああああ!!!!!
「ただ…心臓の鼓動が激しくなったことしか覚えていない」
後はありったけ暴れみたいだ
気がついた時には周りは赤で染まっていた
私の手にはそれを行った傷跡が描かれていた
自分がやったと自覚はしてなかった
私は赤に染まった池を歩くかのように部屋を出た
何故なら、会いたいから
―――――――母に会いたいから
犬の足跡をつけながら二本立で歩く私
その姿は正に`赤いオオカミ'だった
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