人体実験

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ハァハァ… やがて体力に限界がきた 無理もない 産まれて初めて立ったばかりなのだから――――― どんどん近づく足音と拳銃を構える音 その音が、私に恐怖を襲った あっちからも、こっちからも、ああ…きりがない 迷路みたいなこの通路を一体何処に出口があるのか、見当もつかない ああ…やってくる、私を殺しにあいつらが… 会えないままなんて…… ザッザッザッ!! 嫌だよぉ… 諦めかけたその時 『こっちよ』 えっ?今のは… 辺りを見回したけど誰もいなかった しかし、確かに誰かの声が聞こえた 君は何処にいるの? 『貴方がいるところを行った三番目の部屋…』 分かった。ありがとう 私自身も罠かもしれないと思った けど彼女に会っていなければ、今頃―――――― ハァハァ、着いたよ! 君は一体誰なの!? 『私はここよ…』 私が聞いた声の主は―――――――私と同じカプセルに入った少女だった そう、彼女も実験体
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