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そんな苦しい実験を繰り返しやって気づいた点があった
それは――――――――目が見えること
なに…これ……………
ある日私の震えた体がそう物語っていた
手足が大きく見える
いや、それだけではない
指から腕､足全てが見える
そして、自分の高い鼻が触らないでも目で見て分かった
これが………僕の体？
半信半疑で手のひらを､開いたり閉じたりしながらハッキリと自分の体だと認識した
足も少しだが､動かせる
｢そう、全て母の中で起きているんだと思っていた｣
お母さんは？何処？
思いきって産まれて初めて周りを見渡した
しかし、そこに見えたのは絶望と悲しみしかなかった
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