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────人の死を経験するのはこれが初めてだった
高校2年の夏、原付の免許を取得すると豪語して夏休みのほとんどを免許の取得のために費やした親友の速水颯太(ハヤミソウタ)。
彼と最後に言葉を交わしたのは夏休み前のテスト期間終了の日だった
今年の春からこの学校に転校してきた僕にとって、初めての夏休み、初めての親友。
どうせ、来年の夏休みは大学の受験勉強できっと遊べないのだからと、高校最後の思い出にパァーと、遊びほうけようぜ!と、夏休みの遊びの計画を立てていたのに
今はただ、免許にしか興味のない颯太は
颯太:「お前は俺の彼女かよっ!!まぁ、免許とったらどっかいこうぜ!そんときは後ろに乗せてやっからさ!」
と、平気で犯罪を予告しながら颯爽と帰宅していった
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