ハルハジメ

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そうこうしてるうちに母親が帰宅。 入ってくるなり早口で問いだす。 「ちょっと!!翔君来てない?」 「翔かは知らないけどワケわかんない金髪男はいるよ」 ここにね、と付け加えた。 「あらー!!おっきくなったわね!!」 「お久しぶりです、お世話になります」 「ちょ…まてって」 ん?と2人は振り返る。 「母さん、ワケわかんない。一つずつ順序よく説明して」 「だから何度も言って「金髪男は黙って」 金髪男はぅ…と黙る。 「こら!お兄ちゃんに何てこと言うの!」 「誰がお兄ちゃんさ!!いきなり現れてワケわかんないよ!」 ごもっとも、というように母親は頷いた。 「ごめんね、翔君。この子達に言ってなかったのよ」 「いいえ、俺は構いませんよ」 「光流が帰ってきたら説明するわね」
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