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「ぇ…?」
中から出てきたのは
シルバーチェーンのネックレス。
真ん中にピンクのキラキラした石が入ってる。
「…野球グッズ買ってくると思った。」
「へ?」
一瞬怪訝な顔をしてすぐに表情を崩す。
「探したけど…俺野球分からへんかった」
ごめんねとすまなそうに謝る。
「いや…全然いいけど…」
むしろこっちの方が何千倍も嬉しい。
「アヤよくネックレスはつけてるやろ?せやからネックレスにしようと思って…」
「ありがとう」
多分あたしはめちゃくちゃ笑顔だったんだと思う。
母さんがあたしと翔をみてウフフーと笑う。
「あららぁーなぁにぃ~。ダメよぉ翔君。妹なんだから。」
「は??」
勘違いも甚だしい。勘弁してください…
「いやぁ、お母さん。でも俺やったらアヤと1つ屋根の下で過ごしてるんやしえぇとちゃいます?」
ってのってるし!!!!こんのバリバリ関西人め!
2人をほっといてリビングに入る。
「俺腹へったよ~」
光流の泣きそうな声をきいてようやく家族そろって晩御飯を食べた。
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